米大統領一家、退役軍人のホームレスらに感謝祭ディナーのサービス
ワシントン(CNN) オバマ米大統領一家は25日、感謝祭の連休を前にワシントン市内の施設を訪れ、住む場所を失いホームレスとなった退役軍人などに夕食を振る舞った。
これに先立ちホワイトハウスで開かれた感謝祭恒例の七面鳥の恩赦行事でオバマ大統領は、娘のマリアさん、サーシャさんと共に、七面鳥「オネスト」と「エイブ」の恩赦を発表。「運が悪かった七面鳥」は、ホームレスや退役軍人のための夕食になってもらうとコメントしていた。
演説の中でオバマ大統領は、「国のために尽くした人たち全員が家と呼べる場所を持てるようにすることは、我が国の責務だ」「私の政権では最優先課題の1つとして、退役軍人のホームレスをゼロにするという目標の実現を目指す」と強調した。
夕食会ではオバマ大統領が七面鳥料理をホームレスの人たちの皿に取り分け、グレイビーソースをかける役を担当。ミシェル夫人は野菜を、サーシャさんとマリアさんはポテトなどの付け合わせを担当した。
同施設は今年、米退役軍人省から310万ドル(約3億8000万円)の助成を受けて、ホームレスとなった退役軍人のための棟を建設している。