公園の人混みで銃撃戦、17人負傷 米ニューオーリンズ
(CNN) 週末の夜に多くの人でにぎわっていた米ニューオーリンズの公園で22日、何者かが人混みをはさんで銃撃戦を展開し、17人が負傷した。警察は現場で事件を目撃したはずの数百人に対し、情報提供を呼びかけている。
当時この公園では音楽ビデオの即興撮影会が行われ、推定300~500人が集まっていた。そのさなかに、2つのグループが互いを銃撃し始めたという。目撃者によると、両グループとも即座に徒歩で現場から逃走。銃声を聞いた警察が一帯を封鎖した。
ニューオーリンズ市のミッチ・ランドリュー市長によると、この事件で女性10人と男性7人が流れ弾に当たるなどして負傷し、病院で手当てを受けた。うち11人は21歳未満で、10歳の子どもも含まれるという。8人は大学病院に搬送された。
薬きょうから判断すると、銃撃に使われたのは自動小銃だったとみられる。何百人もの人を間にはさんで銃撃戦を展開する行為はテロに等しいと市長や警察幹部は語気を強めた。
現場をビデオで撮影した目撃者がいる可能性もあり、犯罪対策当局は5000ドル(約60万円)の賞金をかけて情報提供を募っている。警察は、防犯カメラの映像を調べるなどして容疑者の行方を追っている。