米海軍の最新鋭艦2隻、相次ぐ故障で航行不能に
海軍はこのトラブルの原因についても調査を進めているが、修理にかかるコストや期間の算定はまだ「時期尚早」とした。
ただ、相次ぐ故障について海軍は、LCSプログラムに体系的な問題があることをうかがわせる痕跡はないと指摘。両艦の故障は無関係との見方を示している。
ミルウォーキーの故障は就航の直後だったのに対し、フォートワースは世界各地で9回の演習に使われ、南シナ海を航行した際も問題は起きなかった。
海軍はLCSについて、中国が人工島に滑走路などの施設を建造している南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島のような地域で重要な役割を果たすと位置付ける。
今後も海軍の長期戦略に変更はないと海軍報道官は強調し、「計画通り、2018年までに4隻のLCSを交代でシンガポールに配備する」と話している。