トランプ、クリントン両氏がリード拡大の見通し 米大統領選
共和党ではトランプ氏が優位に立ち、「大統領にふさわしい人物ではない」と主張するライバル候補や党重鎮らの抵抗をよそに支持を拡大している。今後余程の逆転劇がない限り、指名を獲得するとの見方が強い。
CNNと調査機関ORCが2月29日に発表した世論調査によると、共和党支持者の間ではトランプ氏の支持率がこれまでの30%前後から49%まで跳ね上がり、後を追うクルーズ上院議員やルビオ上院議員に30ポイント以上の差をつけた。
クルーズ氏はテキサス州ヒューストンでの投票に先立ち、記者団に「トランプ氏を破りたければ1対1のレースに持ち込む必要がある」と強調。ルビオ氏とケーシック・オハイオ州知事に撤退を促す意向を示唆した。
クルーズ氏は地元の同州でやや優勢とみられるが、ここで勝利を確保できなければ自身が撤退の危機に陥る恐れもある。