民主党の2候補が対話集会、トランプ氏の選挙運動がやり玉に
サンダース氏はさらに、トランプ氏の集会に集まった支持者と抗議者の間で殴り合いが起きたことに言及。抗議者を殴った罪に問われた支持者に対し裁判費用の肩代わりを申し出たトランプ氏について、「暴力をあおっている」と非難した。
クリントン氏はこれまでの予備選・党員集会でトランプ氏を上回る数の票を獲得しているのは自分だけだとした上で、トランプ氏が共和党指名の大統領候補になった場合、本選でこれを破れるのは自分の方だと強調した。
一方、サンダース氏は、クリントン氏がかつて支持した複数の自由貿易協定によって米国の製造業の雇用が失われたと主張。自分はそうした協定には断固として反対してきたと述べ、クリントン氏との違いをアピールした。
NBCニュースとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が実施した最新の世論調査によれば、15日に予備選が行われるフロリダ、オハイオ、イリノイの各州ではいずれもクリントン氏の支持率がサンダース氏を上回っている。
フロリダ州ではクリントン氏の支持率61%に対しサンダース氏は34%、オハイオ州ではクリントン氏58%に対しサンダース氏38%。イリノイ州でもクリントン氏が6ポイントリードしている状況だ。