WV州、共和トランプ氏が勝利確実 民主はサンダース氏優勢
(CNN) 米大統領選へ向けた民主、共和両党の候補指名争いは10日、ウェストバージニア州で両党の予備選が実施された。CNNの予想によると、共和党では指名獲得が確実となっている実業家ドナルド・トランプ氏が勝利する見通しだ。
投票締め切りの時点で、民主党ではバーニー・サンダース上院議員がヒラリー・クリントン前国務長官をリードしている。
クリントン氏とトランプ氏の両陣営が本選をにらんで非難合戦を展開するなか、サンダース氏は同州で過半数の代議員を確保して巻き返したい構えだ。しかしこれまでの州の結果から計算して、同氏が代議員数で指名獲得ラインに達するのはほぼ不可能とみられている。
これまで支持候補を明言してこなかったバイデン副大統領も、10日のテレビ番組で「クリントン氏が指名候補となり、次期大統領になると確信している」と述べた。
クリントン氏は同日までに一般代議員1708人、党大会で自由に投票できる党幹部らの特別代議員516人の、計2224人を獲得。指名獲得に必要とされる過半数の2383人まであと159人に迫った。一方、サンダース氏は一般代議員1407人、特別代議員41人の計1448人にとどまっている。ウェストバージニア州には29人の代議員が割り当てられ、得票率に応じて比例配分される。