第2回討論会、激しい応酬に 米大統領選
クリントン氏は、トランプ氏との問題は大統領選につきものの党派的な争いを超えるものだと言明。トランプ氏が女性に対して下品で性的な攻撃的発言を行っていた動画に言及しつつ、これまでの共和党候補と政策面で意見を異にすることはあったものの、「彼らの大統領としての資質を疑ったことはなかった。だがトランプ氏は違う」と述べた。
話題が外交問題に移ると、トランプ氏が副大統領候補のマイク・ペンス・インディアナ州知事と意見を異にする異例の場面もあった。ペンス氏は先週の副大統領候補討論会で、シリア北部アレッポの惨状を緩和するため、米国はシリア政府の目標を攻撃する準備を整えるべきだと述べていた。これに対しトランプ氏は「ペンス氏と私は話していない。私はそれに同意しない」と述べた。
先週のトランプ氏の女性発言が浮上して以来高まっていた同氏とペンス氏の緊張関係は、この発言でさらに悪化した可能性もある。
今回の討論会は両氏が聴衆からの質問に答える「タウンホール(対話集会)形式」で進められた。