米国のハリケーン被害、死者21人に 大規模災害宣言も
(CNN) カリブ海でも甚大な被害を出した大型ハリケーン「マシュー」による米国での死者数は10日、21人に達した。ノースカロライナ州で11人の死亡が報告されているほか、フロリダ州で4人、サウスカロライナ州とジョージア州でそれぞれ3人が死亡した。オバマ米大統領は同日、ノースカロライナ州に大規模災害宣言を発令した。
オバマ大統領は、連邦政府機関に対し、州などによる復興への取り組みを支援するよう指示を出した。一部地域の人々は連邦政府からの補助金を利用できる。
大規模災害宣言の対象ともなっているノースカロライナ州東部のランバートンでは、洪水で立ち往生していた1500人が救助された。米連邦航空局(FAA)はヘリコプターでの救助が行えるよう、一部地域で飛行制限を設けた。
ノースカロライナ州ロブソン郡の広報担当によれば、洪水の発生を受けて約3000人がシェルターに避難した。家からの避難を強いられた住民の正確な合計人数はわかっていないという。