期日前投票を分析、激戦州でクリントン氏に勢い 米大統領選

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共和党候補のドナルド・トランプ氏(左)と民主党候補のヒラリー・クリントン氏

共和党候補のドナルド・トランプ氏(左)と民主党候補のヒラリー・クリントン氏

フロリダ州は共和党が1万8120票の差で上回るものの、11万3222票の差があった2008年に比べると大幅に後退した。クリントン陣営は同州でヒスパニック層への投票呼びかけに力を入れ、これまでに期日前投票を済ませた有権者にヒスパニック層が占める割合は、2008年の8%から今回は12%に増えている。加えて、白人有権者の投票率は82%から77%に減少している。

アイオワ州は民主党の得票が共和党を上回る状況が続く。ただし得票差は2012年に比べると縮小した。

先の週末から期日前投票が始まったネバダ州では民主党が前回よりもさらにリードを広げ、約1万5000票差で共和党を上回る。

ノースカロライナ州では民主党が登録有権者の数で10万人以上の差を付けて、前回よりも優位に展開。しかしクリントン氏が同州で勝利するためにはアフリカ系有権者の投票率を伸ばす必要がある。

共和党が地盤とするユタ州は前回、共和党が民主党に3万1000票差の差を付けていたが、今回の得票差は1万5843票に縮小した。

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