がん克服の米少女、いじめ苦に自殺 笑顔うまく作れず
学校区の責任者も、いじめについて把握していたことを確認。「昨年度、学校区の担当者が児童から寄せられた苦情について調査を行い、適切に解決した」と述べ、同学校区では児童や教職員を対象としたいじめ対策に力を入れていると説明した。
家族はベサニーさんを転校させることも考えたが、1年生の時から通い続けている同校の方が、周囲が事情を知っているため安全だと判断したという。
ベサニーさんはカウンセラーの助言を受け、応援してくれる友人もいた。しかし同じクラスの男子児童などからのいじめは止まらなかったという。
地域では遺族を支えようとする活動も広がっている。10月30日には知人の呼びかけでベサニーの葬儀費用を集めるための集会が開かれ、主催者によると、目標額の2000ドル(約21万円)に加えて5500ドル(約57万6000円)以上の寄付が集まった。
遺族は寄せられた寄付金を使ってベサニーさんの名で基金を設立し、いじめ撲滅に向けた啓発活動の展開を計画している。