クリントン大統領誕生で「野心」が問題に? オバマ氏が指摘
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は31日に放送された米TBSテレビの番組でハロウィーンにちなんだインタビューに応じ、目前に迫る大統領選などについて語った。
司会者はこの中で、オバマ大統領が就任当時、米国生まれではないとの中傷を受けたことを指摘。民主党の大統領候補、ヒラリー・クリントン氏が当選した場合、女性である同氏はどんな中傷を受けると思うか、と尋ねた。
オバマ氏は「面白い質問だ」と答えた後、「同じような中傷があるとすれば、くたびれている、気まぐれだ、感情的になっているという内容になると思う」と答えた。さらに「男性の野心は当たり前と受け取られるのに対し、女性が野心を示せばなぜだと追及される。追及は大統領の任期中ずっと続くだろうし、クリントン氏が何か隠しているという説もそこから来ている」との見方を示した。
オバマ氏はまた、若者が投票することの重要性を強調。長女マリアさんが今回初めて選挙権を得て期日前投票を済ませたことに言及し、「娘と同様に多くの若者は投票することに誇りを感じると思う。かれらが関心を持っていることについて語り掛ける必要がある」と話した。
投票しないとどういうことになるか、「怖い話」をしてほしいと司会者がリクエストすると、オバマ氏は「(共和党候補の)ドナルド・トランプ氏が大統領になってしまうかもしれない」と脅してみせた。