連邦最高裁判事にゴーサッチ氏を承認、米上院

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連邦最高裁判事にニール・ゴーサッチ氏が承認された

連邦最高裁判事にニール・ゴーサッチ氏が承認された

ワシントン(CNN) 米連邦議会の上院は7日朝、トランプ米大統領が連邦最高裁判事に指名していたニール・ゴーサッチ連邦控訴裁判事(49)を承認した。CNNの集計結果によると、賛成54票、反対45票だった。

上院は共和党が多数派だが、ゴーサッチ判事指名に反発していた民主党の3議員も支持票を投じた。

最高裁は判事9人で構成するが、アントニン・スカリア判事が昨年2月に死去した後、リベラル派4人、保守派3人、中間派1人となっていた。オバマ前大統領は昨年、スカリア判事の後継者として別の人物を指名したが、共和党は大統領選後の課題として審議に応じなかった。

今回の承認で保守派が4人となり、スカリア判事死去前の構図に戻ることになる。ゴーサッチ判事はアンソニー・ケネディ最高裁判事の法務書記を務めたことがある。ケネディ判事は今月10日に、ゴーサッチ判事の宣誓式を仕切る予定。

民主党はゴーサッチ氏の承認審議で、トランプ大統領寄りなどと主張して抵抗。今週には「フィリバスター」と呼ばれる演説を長時間続ける議事妨害にも訴えていた。

これを受け共和党は、51票の支持票でフィリバスターを阻止出来る上院の規則変更を図っていた。従来の規則では、フィリバスターは賛成60票で止めることが出来た。この規則変更は上院の今後の審議などを変質させかねないとの懸念が両党の上院議員の間に出ている。

複数の最高裁判事の年齢は70歳を超え、ケネディ判事の引退に関する憶測も流れており、トランプ大統領が在任中に再び新たな最高裁判事を指名する機会が生じる可能性も指摘されている。

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