トランプ大統領支持派と反対派が衝突、21人拘束 米加州
(CNN) 米カリフォルニア州バークレー市内の公園で15日、トランプ大統領を支持する集会の参加者と反トランプ派のデモ隊が衝突し、地元警察によると少なくとも21人が拘束された。11人が負傷し、7人が病院へ搬送された。容体は明らかになっていない。
バークレー警察によると、現場ではけんかが続発し、花火や催涙スプレーが飛び交う騒ぎになった。
CNN系列局が伝えたところによれば、17日の「愛国者の日」を前に、トランプ氏の支持者らが同日正午からの集会を計画したところ、反対派が数時間前から会場に結集した。警察は支持派と反対派の間にフェンスを立てたが、衝突が始まるとすぐに倒されてしまった。
現場の映像には群衆が路上にあふれ出し、小競り合いを始める様子が映っている。瓶や工事現場用のコーン、ごみ箱を投げる人、「USA」と書かれた帽子に火をつけて掲げる人もいた。
ガスマスクを装着した警官隊が催涙ガスを発射して鎮圧を図った。電車のバークレー駅は一時閉鎖された。警察はナイフやスタンガン、ヘルメットなどを押収した。
バークレーでは今年2月と3月初めにも大規模なデモや衝突が起きていた。
この日はほかに全米数十カ所の都市で、確定申告の締め切りに合わせた反トランプ派のデモが実施された。