ピーナツバターで部屋番号書き換え、受刑者12人が脱獄 米

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ピーナツバターを使った脱獄劇があった

ピーナツバターを使った脱獄劇があった

(CNN) 米南部アラバマ州の保安官は31日、刑務所から受刑者12人が脱出し、1人が依然逃走していると明らかにした。受刑者らはピーナツバターを使ってドアの番号表示を書き換えたという。

現場は同州ジャスパーにある定員250人の刑務所。地元保安官が記者会見で語ったところによると、受刑者らは7月30日の夜、新人の看守をだまして外部へのドアを解錠させた。

まず居室のドアの上に表示された番号をピーナツバターで不明瞭にしたうえで、中央管理室にいた看守に対し、入室するので鍵を開けてほしいと声をかけた。看守は言われた通りの番号のドアを遠隔操作で解錠したが、これが実は外部へ通じるドアの番号だった。受刑者らは開いたドアを通って脱出したという。

同保安官によると、受刑者12人のうち11人は脱出後8時間のうちに拘束された。徒歩で逃走した者のほか、車で逃げたとみられる者もいたが、大半はジャスパー市内で見つかった。このうち2人は殺人未遂で服役中だったという。

残る1人は薬物関連の罪で収監されていた24歳の男で、依然として逃走中。市警察は中心街の住民らに、外出を控えて屋外の照明を全て点灯するよう呼び掛けている。

今年6月にはオクラホマ州の刑務所で、受刑者4人が空調用の通気口から脱出する騒ぎがあった。

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