カリフォルニア州山火事、スヌーピー作者の自宅も焼失
(CNN) スヌーピーなどのキャラクターで知られる漫画「ピーナッツ」の作者、故チャールズ・シュルツ氏の自宅が、米カリフォルニア州北部を襲っている山火事で焼失したことが14日までに分かった。シュルツ氏の息子モンテ氏が明らかにした。
モンテ氏によると、チャールズ氏の妻、ジーン氏(78)は9日、同州サンタローザにある自宅が炎でがれきと化す直前に避難した。現在は無事に家族のもとに滞在しているという。
モンテ氏はCNNの取材に、「両親が自宅で失ったものは取り返しが付かない」と言及。「失われたのは形見だけではない。義母が父と共有していた人生そのものだ。それが完全に無くなってしまった」と語った。
シュルツ氏夫妻は1970年代後半にサンタローザの丘にある自宅に移り住んだという。シュルツ氏は2000年に自宅で死去した。
サンタローザにはシュルツ氏に関する博物館兼研究センターがある。イラストの多くを所蔵しており、同氏の偉業をたたえ、チャーリー・ブラウンやスヌーピーといったキャラクターを展示している。
同博物館のメディア担当責任者によると、博物館は山火事による被害を受けていない。ただ、停電のため現在閉館しており、再開予定日は決まっていないという。
8日夜に始まった今回の山火事では、これまでに36人が死亡した。内訳はサンタローザのあるソノマ郡で19人、メンドシーノ郡で9人、ユバ郡で少なくとも4人、ナパ郡で4人となっている。