トランプ氏、JFK暗殺の機密文書を26日公開
(CNN) トランプ米大統領は25日、ジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺に関するこれまで非公開だった政府の機密文書を26日に公開すると明らかにした。26日は暗殺記録の収集に関する連邦法で定められた期限日にあたる。
トランプ氏はツイッターで、「長く期待されてきたJFKファイルの公開が明日行われる。非常に興味深い!」と述べた。
連邦議会は1992年にJFK暗殺記録収集法を制定し、25年以内に残る資料を一般公開することを義務づけた。米連邦捜査局(FBI)や中央情報局(CIA)の資料など、今なお機密扱いとされている文書が26日に公開期限を迎える。ただし、大統領は一部の文書の公開を阻止する措置をとることができる。
トランプ氏は依然、文書の完全公開を許可するのか、あるいは一部資料の公開を阻止するのかを明言していない。米情報機関や法執行当局、米軍、米国の外交関係に悪影響を及ぼす可能性があると判断した文書は、トランプ氏が公開を阻止できる。
情報機関の間ではトランプ氏に対し、一部の文書を公開しないよう促す動きも出ている。
暗殺事件を研究している歴史家は、たとえ機密文書が公開されたとしても、ケネディ氏の暗殺に関して新たに衝撃的な結論が導き出されることは無いとみている。しかし実行犯とされるリー・ハーベイ・オズワルド容疑者の事件数週間前の謎めいたメキシコ市訪問や捜査に関して、何らかの情報が明らかになる可能性もある。