太平洋を5カ月漂流、日本沖で女性2人と犬救助 米海軍
5カ月近くにわたり海を漂流した末、台湾の漁船がついに女性らを発見。漁師はヨットをえい航しようとしたが失敗し、米沿岸警備隊に連絡した。
米海軍は今月24日、日本の南東沖約1450キロの海域でヨットを発見。付近では当時、日本の佐世保の母港とする海軍艦船アシュランドが航行しており、25日朝にヨットにたどり着いた。
女性2人は診察を受け、次の寄港地まで同船にとどまる予定。
漂流に詳しい専門家は、台湾の漁船がヨットを発見した位置とタイミングがよかったと指摘。ここで発見されなければ、再び日本沖から太平洋の方に流され、北太平洋の冬の荒波に直面していた恐れがあるという。漂流の平均距離は1日20キロで、ヨットは赤道の北側から流され始め、通常の漂流パターンに沿って動いたと推測している。