米加州土砂崩れ、死者20人に 4人が依然行方不明
(CNN) 米カリフォルニア州南部で豪雨により発生した土砂崩れについて、サンタバーバラ郡保安官事務所は14日、30歳の男性の遺体が見つかったと発表した。土砂崩れの死者はこれで20人となった。また2歳から53歳の4人の行方が依然として分かっていないという。
9日早朝に発生した土砂崩れは推定で家屋65棟を倒壊させ、数百棟に被害を及ぼした。死者の年齢は3~89歳で全員がサンタバーバラ郡モンテシトに住んでいた。
救急隊員は引き続き、泥とがれきの中から行方不明者を探し出そうとしている。州の消防局は「大量の泥とがれきが移動経路の確保と捜索作業とを困難にしている」と説明した。
当局者らは行方不明者の数について、今後「著しく変動」することが予想されると強調。11日以降は避難命令の対象区域を広げ、捜索と救出作業を継続している。
サンタバーバラ郡のブラウン保安官は、避難対象区域の拡大について「大変な不便をかけることは承知しているが、同時に極めて必要な措置だ」と述べ、区域全体で救出及び復旧作業が活発に行われている現状に言及した。