特別検察官が大統領召喚の可能性に言及 米紙報道
ワシントン(CNN) ロシアによる米大統領選介入疑惑を捜査するマラー特別検察官はこれまでに少なくとも一度、トランプ米大統領を召喚する可能性に言及していたことが分かった。事情に詳しい関係者2人がCNNに語った。
マラー氏は3月初め、トランプ氏の弁護士チームとの会合で、トランプ氏が事情聴取を拒否した場合は同氏を召喚し、大陪審での証言を強制する可能性があることに言及した。米紙ワシントン・ポストが1日、会合の内容を知る4人の人物の話として伝えた。
同紙によると、当時弁護士チームを率いていたジョン・ダウド氏はマラー氏に対し、「これはゲームではない」「あなたは合衆国大統領を愚弄している」と反発を示したという。
CNNが取材した情報筋も、ダウド氏がその場で強く反論したことを確認した。同氏は3月下旬に辞任した。
マラー氏は大統領選でのロシアとトランプ陣営のかかわりを調べてきたが、トランプ氏はロシアとの共謀説を繰り返し否定している。