失踪した米空軍将校、35年ぶりに発見 偽名で生活

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1980年代に行方不明となった空軍大尉が偽名で生活していたことが判明した

1980年代に行方不明となった空軍大尉が偽名で生活していたことが判明した

(CNN) 米空軍は12日までに、1983年に行方不明となったウィリアム・ハワード・ヒューズ・ジュニア大尉が米カリフォルニア州で偽名で生活していたことが分かったと明らかにした。

同大尉は1983年7月、欧州での任務を終えて帰国した後、行方が分からなくなっていた。最後に目撃されたのはニューメキシコ州で19の異なった支店で銀行口座から2万8500ドルを引き出していた。

友人らにインタビューを行うなどしたが行方がつかめず、同大尉は1983年12月9日、公式に脱走兵と認定された。

しかし、今年6月に入り、30年以上にわたる謎に終止符が打たれた。

空軍によれば、偽造パスポートに関する捜査が行われる中で、国務省の当局者がバリー・オベアーンと名乗る人物にインタビューした。身元に関して矛盾が見つかり、その後、この人物が、ウィリアム・ハワード・ヒューズ・ジュニアだと認めたという。

同大尉によれば、83年に精神的に落ち込んだため空軍を離れ、それ以降は身分を偽ってカリフォルニア州でオベアーンとして生活していたという。

空軍によれば、トラビス空軍基地の特別捜査官によって同大尉は拘束され、基地内にとどめ置かれている。

冷戦時代に失踪したため、ソ連による誘拐や、ソ連への亡命といった憶測も出ていた。

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