米朝非核化交渉、「信頼感なき」環境 在韓米軍司令官
(CNN) 在韓米軍のビンセント・ブルックス司令官(陸軍大将)は22日までに、米朝が現在進めている非核化交渉に触れ、「信頼感が欠ける」環境の中で外交接触が続けられているとの認識を示した。
米コロラド州アスペンでの安全保障関連フォーラムに電話などで参加した中で述べた。
同司令官は「我々の現在の試練は率直に言って、本質的に相互信頼が欠如している環境の中で進展を目指し続けなければいけないことだ」と強調。「信頼感なしで前進するのは困難と気付くだろう」と続けた。
その上で「圧力や外交努力を続ける一方、信頼感を構築する。これが日々の課題になっている」とし、「多くの観点で信頼感の欠如は我々が打ち破るべき敵になっている」と主張した。
ブルックス司令官によると、北朝鮮の挑発行為が途絶えた期間は今月20日の時点で235日間となった。北朝鮮は昨年11月28日、米本土に到達可能と主張する大陸間弾道ミサイルの試射を実施していた。
同司令官は、国連軍司令官と米韓連合軍司令官も兼ねている。