米議員が超党派で法案提出、中国にウイグル問題の説明求める

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トランプ大統領に対して中国のウイグル弾圧を非難するよう求めることなどを盛り込んだ法案が超党派で提出された/Kevin Frayer/Getty Images AsiaPac/Getty Images

トランプ大統領に対して中国のウイグル弾圧を非難するよう求めることなどを盛り込んだ法案が超党派で提出された/Kevin Frayer/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) 中国の少数民族ウイグル族に対する人権侵害が報告されている問題で、米連邦議会の超党派グループは15日までに、中国当局の責任を追及する法案を提出した。

上院の法案は共和党のマルコ・ルビオ議員と民主党のボブ・メネンデス議員が提出。下院では、共和党のクリス・スミス議員と民主党のトマス・スオジ議員が提出した。「新疆のトルコ系イスラム教徒に対する甚だしい人権侵害」を非難する内容で、「恣意的な拘束や拷問、中国内外のウイグル族への嫌がらせ」をやめるよう求めている。

米議会の報告書によれば、新疆ではイスラム教徒100万人が中国政府により「再教育施設」に強制収容されたとみられている。

元収容者らは、共産党プロパガンダの子細な学習など、徹底的な洗脳教育を受けたと証言。一方、中国政府は、新疆で強まる過激主義の潮流に対抗する手段だとして、こうした施設を擁護している。

ルビオ議員は声明で、中国政府や共産党の当局者の責任を問う必要があると指摘し、人権侵害の例として「政治的再教育」施設への収容に言及した。

法案ではトランプ大統領に対し、こうした弾圧を非難するよう促している。

メネンデス氏は「大統領は明確で一環した中国政策を採用する必要がある。100万人のイスラム教徒が強権体制によって不当に拘束され、労働施設に強制収容される状況に目をつむるべきではない」とした。

また国務省に対しては、陳全国・新疆ウイグル自治区党委書記らへの制裁を検討するよう要請。新疆問題を扱う特別調整官のポスト創設も勧告した。

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