米民主党のハリス上院議員、大統領選に向け選挙戦スタート
(CNN) 2020年米大統領選への出馬を表明しているカマラ・ハリス上院議員が27日、出生地のカリフォルニア州オークランドで集会を開き、正式に選挙戦のスタートを切った。
ハリス氏は演説で、国民のために戦うと約束し、トランプ政権下で失われた米国の価値観を取り戻す時だと呼び掛けた。
トランプ氏の名前は口に出さなかったものの、現政権は米国人同士が対立し、互いを敵視するよう仕向けていると批判。「それが私たちの正体ではない。私たちの米国ではない」と強調し、「私は人民の人民による人民のための大統領を目指している」と宣言した。
さらに「私は完璧な人間ではないが、品位と明確なモラルを持って語り、全ての人に尊厳と敬意を払う」と約束した。
同氏はジャマイカ出身の父とインド出身の母を持つ。黒人女性として初の民主党候補指名を目指すが、その点には多くの時間を割かず、イデオロギーや人種、民族を超えた「団結」を呼び掛けた。
会場の大画面には「カマラ・ハリスは人民のために」というスローガンのほか、選対本部に「フィアレス(恐れを知らず)」という文字メッセージを送って支持を表明しようとの呼び掛けが映し出された。