ゴルフ中の男性、ボブキャットに襲われ負傷 狂犬病の疑いも 米コネティカット州
(CNN) 米コネティカット州で18日、ゴルフをしていた男性と馬1頭が、野生のボブキャットに襲われて負傷した。州当局はボブキャットの狂犬病検査を行っている。
ボブキャットはロードアイランド州との州境に近いコネティカット州バルティックの町に出没。ゴルフ場では60代の男性が7番ホール付近で襲われた。
CNN系列局のWFSBがコネティカット州エネルギー・環境保護局の話として伝えたところによると、男性はボブキャットに背中から飛びかかられ、ゴルフクラブで振り払った。ボブキャットが死んだと思った男性が歩いて立ち去ろうとしたところ、再び飛びかかられたという。
一緒にいた人がボブキャットを追い払い、襲われた男性は病院に運ばれて裂傷の手当てを受けた。容体については分かっていない。
コネティカット州に生息するボブキャットは、人前に姿を見せることはほとんどなく、人を襲うのは極めて稀(まれ)だという。
男性を襲ったボブキャットは、ゴルフ場の前に近くの民家で馬に襲いかかっていた。馬は首と目にけがをしたが、16針縫う手当てを受け、無事回復する見通しだという。
住人の女性はWFSBに対し、家の外に出たところ馬が襲われており、大声を上げてボブキャットを追い払ったと話している。
ボブキャットは環境保護局が捕獲して殺処分し、狂犬病の検査を行っている。
当局者は「狂犬病に感染したボブキャットはものすごく攻撃的になる。まだそうと決まったわけではないが、検査する。今回のような事案は大抵の場合、病気の動物が関係している」と話している。
同州では2014年8月に近郊の町で見つかったボブキャットから、狂犬病の陽性反応が出ていた。