米軍、中東地域に空母打撃群など派遣 イラン情勢に対応

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ジブラルタル海峡から地中海に入る空母「エイブラハム・リンカーン」とミサイル駆逐艦「ベインブリッジ」=2019年4月/Seaman Zachary Pearson/US Navy

ジブラルタル海峡から地中海に入る空母「エイブラハム・リンカーン」とミサイル駆逐艦「ベインブリッジ」=2019年4月/Seaman Zachary Pearson/US Navy

ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスは5日、空母「エイブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群と爆撃機部隊を米中央軍の管轄地域に派遣すると発表した。イランの「不穏な」言動への対応としている。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は声明で、事態を激化させる不穏な言動が数多くみられる状況を受け、空母打撃群と爆撃機部隊の派遣を決めたと説明。イラン政権に対し「米国や同盟国の国益への攻撃があれば、容赦なく武力で対抗する」との明確なメッセージを送る狙いがあると述べた。

声明ではさらに「イラン政権との戦争を求めるわけではないが、我々はいかなる攻撃にも対応する万全の準備ができている」としたうえで、代理勢力や革命防衛隊、イラン正規軍による攻撃を想定していることを明らかにした。

国防総省のクリス・シャーウッド報道官はCNNに寄せた声明で、空母打撃群と爆撃機部隊を中央軍管轄地域に派遣する方針を確認した。

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