eスポーツ世界王者の自宅に警察特殊部隊、虚偽通報で出動 米

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16歳のゲーム世界王者の自宅に虚偽通報を受けた警察特殊部隊が現れた/Epic games

16歳のゲーム世界王者の自宅に虚偽通報を受けた警察特殊部隊が現れた/Epic games

(CNN) 米ペンシルベニア州でこのほど、シューティングゲーム「フォートナイト」の世界王者カイル・ギアーズドーフさん(16)の自宅に警察特殊部隊が出動する騒ぎがあった。虚偽通報で警察を送り込む「スワッティング」と呼ばれるいたずらだった。

事件は10日に発生。フォートナイトのプレー動画を配信中、カイルさんが突然スクリーンを離れ、ゲーム仲間が心配していると、カメラの外側から「スワッティング被害を受けた」と話す声が聞こえてきた。

スワッティングの犯人は通報の際、いたずらの相手がいる場所で凶悪犯罪が起きていると告げる。相手の家に特別機動隊(SWAT)などを送り込むのが狙いだ。

実害が出る可能性があるため、当局はこの手の行為に厳しく対応している。2017年には出動した警察に男性が射殺される事件も起き、いたずら通報した男がこのほど禁錮20年を言い渡された。

配信に戻ってきたカイルさんの説明によると、SWAT部隊は銃を装備して現れた。隊員の1人が近所の住民でカイルさんに見覚えがあったことから、事態は収まったという。

地元警察が捜査を進めているが、詳しい情報は明かしていない。

いたずら通報の犯人はハッカーやゲーマーなどコンピューターに精通した者であることが多い。過去にはアシュトン・カッチャーさんやジャスティン・ビーバーさんといった有名人も被害を受けた。

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