家の床が崩れて井戸に落下、男性を消防士が救出 米
(CNN) 米コネティカット州でこのほど、家の床が崩れたため約9メートル落下して、井戸に落ちた男性が消防士に救助される出来事があった。
クリストファー・タウンさんは28日、同州ギルフォードの友人の家で家具の移動を手伝っていた。
タウンさんはCNN系列局WTICの取材に対し、「割れる音を聞いて下を見ると、足元で床が崩れつつあった」と振り返った。そして、落下したという。
警察によれば、タウンさんは深さ約6メートル、幅約1.5メートルの井戸の底に落下した。タウンさんの友人の家は1843年に建てられていた。井戸は当時、家の外側にあった可能性が高い。警察によれば、1981年に増築などが行われていた。
警察が救助時の様子を撮影した画像とともにフェイスブックに投稿したところによれば、今回の井戸は木の床材で覆われていただけで、ふたなどはされていなかった。警察は、一部の古くて歴史のある建物が現在の基準で改修されないと危険な場合があると留意することが必要だと指摘した。
タウンさんは井戸の底に触れることができず、消防士が到着した際には沈まないために石の壁をつかんでいた。消防士はライフジャケットを渡し、ロープでタウンさんを引き上げた。
タウンさんは軽傷で病院へ搬送された。WTICの取材に対し、「消防士はプロだった。素晴らしい仕事をして私の命を助けてくれた」と語った。