トランプ氏がホワイトハウスで演説、大統領選敗北には言及せず

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数日ぶりに公の場に現れたトランプ氏。ホワイトハウスで演説を行った/MANDEL NGAN/AFP/AFP via Getty Images

数日ぶりに公の場に現れたトランプ氏。ホワイトハウスで演説を行った/MANDEL NGAN/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は13日、ホワイトハウス中庭で演説し、現政権で新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を再び導入する考えはないと表明した。来年1月20日以降に自身が大統領ではなくなっている可能性を示唆したものの、大統領選での敗北を認めるには至らなかった。

トランプ氏は演説で「現政権でロックダウンを実施する考えはない。これから何が起こるのか、どちらの政権になるのかは誰にも分からない。時間がたてば分かるだろう。ただ、私に言えるのは、この政権ではロックダウンはしないということだ」と述べた。トランプ氏が公の場で発言するのは数日ぶり。

トランプ氏は現在、選挙結果に異議を唱えており、来年に別の政権が誕生している可能性を示唆したことは、選挙結果の受け入れに関してこれまでで最も踏み込んだ発言となった。

近く退任するとまでは明言しなかったものの、一定の含みを持たせたとは言える。

トランプ氏はまた、「この政権ではどんな状況になってもロックダウンは行わないが、我々は非常に警戒していく。非常に慎重に取り組む」とも述べた。

ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、米国では9日、新型コロナの感染者が1000万人に到達。それ以降も50万人以上の感染者が出ている。このペースでいくと、感染者数は今後4日間で1100万人を超え、過去最速のペースで100万人増加することになる。

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