超音速飛行中のF35から模擬核爆弾を投下、米空軍が映像機密解除

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F35Aから核爆弾「B61-12」の不活性弾が投下される瞬間/Sandia National Laboratories

F35Aから核爆弾「B61-12」の不活性弾が投下される瞬間/Sandia National Laboratories

(CNN) 米空軍はこのほど、超音速飛行中のF35戦闘機から模擬核爆弾を投下する実験の映像を機密解除した。

実験は今年8月に行われたもので、空軍仕様のF35Aライトニング2を使い、核爆弾「B61―12」の不活性弾を投下した。爆弾内部には非核物質および模擬核物質が含まれていた。

公開された映像には、超音速飛行するF35Aの機内兵器倉から同爆弾が投下される様子が映っている。

F35Aから核爆弾「B61-12」の不活性弾が投下される瞬間/Sandia National Laboratories
F35Aから核爆弾「B61―12」の不活性弾が投下される瞬間/Sandia National Laboratories

同爆弾は高度1万500フィート(約3200メートル)で投下されると、42秒後に目標区域に着弾した。

実験はネバダ州にあるトノパー試験場で実施された。この試験場では今年、F15戦闘機を使った同様の実験も行われていた。

B61―12を超音速飛行中に機内兵器倉から投下する実験は今回が初めて。F35はステルス能力の一環として兵器を機内に搭載している。

投下された模擬核爆弾が降下する様子/Sandia National Laboratories
投下された模擬核爆弾が降下する様子/Sandia National Laboratories
投下された模擬核爆弾が降下する様子/Sandia National Laboratories
投下された模擬核爆弾が降下する様子/Sandia National Laboratories

米サンディア国立研究所でB61―12の開発を担当するスティーブン・サミュエルズ氏は今回の実験に触れ、「最新鋭戦闘機に搭載することで、B61―12は米国や同盟国の全般的な核抑止戦略の強力なピースとなる」と述べた。

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