新型コロナのワクチン接種、100万人に 米
(CNN) 新型コロナウイルスの感染が世界各地で広がるなか、米国で23日、新型コロナのワクチンの1回目を接種した人の数が100万人に達した。
接種した人の数は米疾病対策センター(CDC)が公表しているが、ここ数日で行われた接種の多くがまだ算入されていないことから、実際よりも少ない数字だという。
米政府は、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンと米モデルナのワクチンの2000万回分について初回の投与分を数週間内に配布することを目指している。これまでのところ、約950万回分の配布が済んでいる。
ワープ・スピード作戦で最高執行責任者(COO)を務めるグスタフ・ペルナ陸軍大将は23日、記者団に対し、今週割り当てられた790万回分のワクチンの配布を行っていると明らかにした。約1550万回分のワクチンの割り当てが終わっており、来週は450万~500万回分のワクチンの割り振りが行われる。
ペルナ氏によれば、これらの配布は1月の最初の週に終わる見通し。
専門家は、ワクチンが新型コロナウイルスの収束につながる可能性があるとしている。しかし、米国人の大部分は来年までワクチンを接種することはできず、今後数カ月間はマスクの着用や社会的距離の確保といった対策が必要だ。