米陸軍、女性兵士にポニーテールを許可 すべての制服で
(CNN) 米陸軍は6日、身だしなみに関する指針を改定し、女性兵士にすべての制服でポニーテールの髪型を許可すると発表した。
今年1月に発表された新指針では、ポニーテールやドレッドロックス、口紅、イヤリングが認められた。ポニーテールは帽子やヘルメットの装着に干渉しない中程度の長さなら許され、作戦訓練や戦闘中に戦闘服を着ている際も認められることとなった。
今回の改定では、気をつけの姿勢で、背中の中心部分で肩甲骨の下の部分まで編んだ髪やポニーテールを伸ばすことが認められた。最短の長さは決められていない。ただ、作戦訓練などでは「兵士の能力を邪魔したり、安全面でリスクにさらしたりしない」長さにする必要がある。
髪は「しっかりと目立たないように巻き髪や1本のポニーテール、1本ないし2本の編んだ髪にまとめる」こととなる。
制服指針の担当者は「新たな改定は女性兵士により役に立つもので、駐屯地でプロとしての外観を維持しながら作戦環境での柔軟性も与えるものだ」と説明。抜け毛や頭皮へのダメージ軽減にも寄与すると述べた。
また、指揮官は揺れるポニーテールや編んだ髪のリスクも分析し、長い髪は制服上着の内部にしまうべきか検討するとしている。
陸軍の報道官は、この指針は既に施行されていると述べた。
陸軍の身だしなみの見直しは昨年、エスパー前国防長官が軍での人種や不平等に対応しようとする中で命じられていた。