ロサンゼルスの山火事、放火容疑で男1人を拘束
(CNN) 米カリフォルニア州南部ロサンゼルス郡で続く山火事の出火原因をめぐり、放火の疑いで男1人が拘束された。ガルセッティ・ロサンゼルス市長が17日に発表した。
男は煙を吸い込み、現在治療を受けているという。
ロサンゼルス消防局は不審火の可能性があるとして、15日に別の人物を拘束したが、短時間で釈放していた。
テラザス局長は17日、新たに拘束した人物が火をつけたとの見方を示す一方、現在捜査中のため詳細は公表できないと述べた。
この山火事では14日以降、500ヘクタールあまりが焼失し、近くの住民約1000人が避難した。鎮火率は25%。消防士500人以上が出動している。今のところ建物の被害は報告されていない。
気象当局によると、現地では今後さらに風が強まり、18日午後から20日夜にかけて風速15~25メートルの突風が吹くと予想されている。
カリフォルニア州は数週間前から深刻な干ばつに見舞われている。今年の山火事シーズンも大きな被害が出ることが懸念される。