米南部でRSウイルスの感染拡大、この時期としては異例 CDCが注意喚起
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は10日、呼吸器疾患を引き起こすRSウイルスの感染が南部の州で拡大しているとして、医師や医療機関に警戒を呼びかけた。
RSウイルスは肺炎を引き起こすこともあり、特に乳幼児は危険が大きい。
CDCは、急性呼吸器疾患の症状があり、新型コロナウイルス検査で陰性と判定された患者には、RSウイルスの検査を行うよう促している。医療従事者や保育所、長期療養施設の職員などは、たとえ新型コロナ検査で陰性だったとしても、症状がある場合は出勤を避ける必要があるとした。
RSウイルスは飛沫(ひまつ)や物の表面などを介して感染する。米国の1歳未満の子どもの気管支炎や肺炎の原因は同ウイルスが最も多く、慢性疾患をもつ高齢者が感染すれば重症化する恐れがある。