新型コロナ新規感染、デルタ株が過半数に 米
ブラウン大学公衆衛生学部のアシシュ・ジャー博士は「我々はすでにワクチン接種率が低い場所でデルタ株による比較的大きな感染爆発が始まっているのを目にしている」と指摘。アーカンソーやミズーリ、ワイオミングなどの州で入院数や死者数がより多くなっているという。
南部や南西部、中西部で新型コロナウイルスの感染拡大が始まっているが、アラバマやアーカンソー、ルイジアナ、ミシシッピといった州はワクチン接種率が最も低い州となっている。
ジョンズ・ホプキンス大学の最近のデータによれば、平均よりもワクチン接種率が低い州は、平均よりもワクチン接種率が高い州と比較して新型コロナウイルスの新規感染の割合が約3倍となっている。
ジャー博士は「感染率が低く、ワクチン接種率が高い地域にいて、自身がワクチン接種を完了していれば屋内でマスクを着用する必要はない」としながらも、もしワクチン接種を完了していてもミズーリ州にいるなら、屋内ではマスクを着用するだろうと語った。