猛毒コブラが脱走、住宅街で捜索続く 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州グランドプレーリーの住宅街で、猛毒を持つコブラが3日夜から行方不明になり、野生生物の専門家が捕獲器を仕掛けるなどして捜索を続けている。
グランドプレーリー警察は、「ヘビがどこかへ行ってしまったのか、それともまだ家の中にいるのかは分からないが、発見には至っていない」とCNNに語った。
行方不明になっているのは西アフリカに生息するコブラの仲間で体長約1.8メートル。警察の4日の発表によると、3日午後5時ごろ、ケージから脱走していることに飼い主が気付いて警察に通報した。
市の動物局や飼い主、ヘビ駆除業者などが一帯を捜索しているが、まだ見つかっていない。
警察は住民に対し、もし見かけたらすぐに通報するよう呼びかけるとともに、危険なので近寄ったり捕獲を試みたりはしないよう促した。今のところ目撃情報は寄せられていないという。
グランドプレーリーの人口は約20万人。この一帯は人口が多く、車や歩行者や遊んでいる子どもも多いことから、ヘビを見かけることはめったにない。
警察によれば、飼い主はテキサス州公園野生生物局の許可を得てコブラを飼育していた。
飼い主のトリー・マットさんはCNN提携局KTVTの取材に対し、コブラは死んだと思うと話している。
グランドプレーリー警察と消防はコブラについて近隣の病院に連絡するとともに、ヘビに人が噛(か)まれた場合を想定して、同州ダラスの病院との間で対応準備に入った。