米国の幹線道路で軍用機6機が着陸、離陸 ミシガン州軍が訓練
ミシガン州アルピーナ(WNEM) 米ミシガン州軍は、現代的な軍用機としては初めて、米国の幹線道路での着陸訓練を実施したと発表した。
今回の任務を遂行したのは、第127航空団に所属する対地攻撃機「A10サンダーボルト2」の操縦士2人、デビスモンサン空軍基地を拠点とする第335航空団のA10の操縦士2人、さらにフロリダ州デュークフィールド基地の米空軍特殊戦コマンドに所属する「C146ウルフハウンド」の乗組員6人。
「サンダーランディングゾーン」と名付けられた訓練の一環として、操縦士らは軍用機を、アルピーナ戦闘準備訓練センターの西方約5キロに位置する幹線道路の封鎖された一区画に着陸させた。
同訓練の司令官であり、第127航空団の教官を務める米空軍のブライアン・ウィルジコフスキー中佐は「今回の訓練は操縦士らに対し、慣れていない厳しい環境において着陸する機会を与えるものだ」と述べるとともに、「だがまた米国初の、現代的な軍用機による米国土の幹線道路への着陸となる」と述べた。
約1年にわたる計画および調整を経て、6機は全て幹線道路への着陸と離陸を成功させた。
ウィルジコフスキー中佐は「ほぼ同等の敵との最高レベルの戦闘に備えを確実にしようとしている」とも述べ、この訓練の重要性を説いた。