新型コロナによる入院が増加、若年層の割合も増える 米

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米国では新型コロナの入院患者のうち若年層の占める割合が増えているという/Mario Tama/Getty Images

米国では新型コロナの入院患者のうち若年層の占める割合が増えているという/Mario Tama/Getty Images

(CNN) 米国で新型コロナウイルス感染症による入院が1カ月以上にわたって増加しており、過去1週間は毎日2500人以上増えたことがわかった。保健福祉省(HHS)のデータで明らかになった。米国の入院件数は今年1月に記録した最高水準を約1カ月で上回りそうだ。

フロリダ州やルイジアナ州で報告された新型コロナウイルスによる入院件数は過去最高の水準となっているほか、他の州もそれに近い数字となっている。ミシシッピ州やアーカンソー州では毎日の入院数は前回のピーク時の87%超にまで増加している。

しかし、今夏、新型コロナウイルスで入院する人は以前の流行時と比べると年齢が若くなっている。

ミズーリ州にあるマーシー病院のジェレミー・ドリンクウィッツ院長は、新型コロナウイルスの患者数は過去2週間で複数回、過去最高を上回ったと述べた。そして、前回の流行時とは患者の年齢という点で異なっているという。

ドリンクウィッツ院長によれば、昨年11月の最初に感染者が急増した時期は若い人はおらず、高齢者が多かった。現在は高齢の患者が少なくなった。ドリンクウィッツ院長は「それほど多くない。高齢の患者も多少いるが、若年層ほどではない」と述べた。

入院患者に占める高齢者の割合は依然として最も多いが、その差は縮まっている。

米疾病対策センター(CDC)のデータによれば、最近の入院に占める70歳以上の割合は、1月時の約4分の1となっている。しかし、若い成人が占める割合は1月時と同程度の高水準だ。CDCのデータによれば、実際に30~39歳の入院率は過去最高の水準となっている。

子どもの入院も1月時と比較して割合が増えており、18歳未満の入院率は過去最高に近い水準で推移している。

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