米サウスウエスト航空の従業員、女性乗客に殴られ病院搬送
(CNN) 米テキサス州ダラスのラブフィールド空港で13日、サウスウエスト航空の従業員が乗客に暴行され、病院に運ばれて手当てを受けた。同航空やダラス警察が明らかにした。
サウスウエスト航空によると、女性乗客はダラス発ニューヨーク行きの便に搭乗後間もなく、同機から降りるよう求められ、女性係員に暴言を吐いて暴行した。
ダラス警察によれば、アリエル・ジーン・ジャクソン容疑者(32)は機内で係員と口論になり、同機から降りるよう求められたという。
ジャクソン容疑者は降りる途中でさらに別の女性係員と言い争い、この係員の頭部をこぶしで殴ったとされる。
ジャクソン容疑者は暴行容疑で勾留され、1万ドル(約110万円)の保釈金が設定された。
係員は近くの病院で手当てを受けてその日のうちに帰宅し、自宅で静養しているという。
同航空はCNNに寄せたメールの中で、「サウスウエスト航空は、いかなる嫌がらせも暴行も一切容認しない。従業員を全面的にサポートしながら、地元当局に協力する」と強調した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、客室乗務員などに対する暴言や暴行は多発している。米連邦航空局(FAA)によると、機内で暴れる乗客について乗員から報告された件数は、今年に入って5114件に上る。その70%以上がマスク着用に関連していた。