腐乱遺体で見つかった隣人、FBI最重要指名手配犯の1人だった 米
(CNN) 米サウスカロライナ州の町セネカで、70歳男性の様子を確認しに隣人が家を訪れたところ、腐乱遺体が見つかる出来事があった。検視の結果、15年前からこの家に住んでいた男性は実は、連邦捜査局(FBI)最重要指名手配犯の1人だったことが判明した。
米連邦保安官局が19日の記者会見で明らかにした。
警察は検視の結果と指紋を駆使して、死亡した男性の身元を特定。男性はジェームズ・フィッツジェラルドを名乗っていたが、これは本名ではなかった。
当局の調査の結果、遺体はFBIの15大指名手配リストに名前が掲載されているフレデリック・マクリーン容疑者のものと判明した。
マクリーン容疑者は16年間にわたり逃亡生活を送っていた。容疑は複数の児童への性的暴行で、幼い女の子を襲うリスクが高いとみられていた。成人した女性被害者の1人は5歳の時から約7年間、計100回あまり暴行を受けたと訴えている。
2005年に逮捕令状が発行され、06年には指名手配リストに名前が加わった。
連邦保安官局のデービス長官は声明で、「遺体の発見によって容疑者の追跡は終わったが、捜査は続く」と説明。同局は地元当局と共同で、マクリーン容疑者の逃亡を手助けした者がいなかったか捜査を続けている。