ファイザー追加接種の対象、12~15歳を追加 米FDA

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米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、12~15歳の子どもにも追加接種が承認された/Scott Heins/Getty Images

米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、12~15歳の子どもにも追加接種が承認された/Scott Heins/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は3日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、追加接種の緊急使用許可(EUA)を12~15歳の子どもにも適用すると発表した。また、2回接種を完了してから追加接種までの間隔は、これまでの6カ月以上から5カ月以上に短縮した。

FDAは先行するイスラエルの実績に基づき、追加接種の対象を10代前半に拡大することや間隔を短縮することによる新たな安全上の懸念はないと判断した。

FDAの専門家らは、米国内で感染が急拡大するなか、対象拡大のメリットは明らかにリスクを上回ると強調した。

米モデルナ製のワクチンを打った成人はこれまで通りに完了後6カ月以上、米ジョンソン・エンド・ジョンソン製なら2カ月以上経過したタイミングで、それぞれ追加接種が推奨されている。FDAはこれについても新たなデータが入り次第、素早く対応する方針を示した。

米国では12~15歳の子どもが昨年5月半ばから、ファイザー製ワクチンの接種対象になっている。米疾病対策センター(CDC)の集計によると、同年齢層の対象者約1700万人のうち、すでに2回接種を済ませたのは約半分の870万人。そのうち完了後5カ月以上経過している約500万人が、新たに追加接種の対象となる。

12歳未満の子どもは今のところ、追加接種の対象外だ。最近2回の接種を完了したばかりの子どもが多い。

米国の全年齢層で追加接種まで済ませたのは計約6880万人と、人口全体の約2割、対象者の半分以下にとどまっている。5歳以上の全人口のうち、少なくとも6900万人はまだ1回も接種を受けていない。

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