新型コロナ感染者の入院数が過去最高に 米
(CNN) 米国で新型コロナウイルスに感染した人の入院数が過去最高の14万5982人を記録した。米保健福祉省のデータから明らかとなった。
入院者数は2週間前の値から約2倍となった。集中治療室(ICU)の2万4000床近くが新型コロナの感染者で占められている。
入院者数はこれまで昨年1月14日の14万2000人超が最高だった。デルタ株が猛威を振るった今夏の入院者数のピークは9月1日の10万4000人だった。
子どもの入院は既に過去のピークを越えていて、5000人近くが新型コロナ感染と確定し、またはそれと疑われる状態で入院している。デルタ株が増えた昨年9月のピークの2倍近い水準となる。
20年8月以降の入院者数の合計は約390万例となる。連邦政府のデータによると、今年最初の1週間の新規入院患者は1日約1万8600人。
米疾病対策センター(CDC)のデータによれば、ワクチン接種を受けていない人は接種を完了した人に比べて8倍入院のリスクが高い。これは週によって変化し、11月最終週では同リスクの高さは約17倍だった。
現在入院率が高いのはデラウェア、ニュージャージー、ニューヨーク、オハイオの各州で、人口10万人当たり60人超が入院している。
保健福祉省のデータには、新型コロナ感染による合併症で入院した人と、それ以外の要因で入院し新型コロナ陽性と判明した人の双方が含まれる。この集計方法は流行開始以降変わらないが、それぞれが全体の入院数に占める割合は変化している可能性がある。