マスク着用要請に怒り、店員に雪投げ付け 米ホットドッグ店
(CNN) 米シカゴ市警は13日までに、市内にある有名なホットドッグ店「ウィナーズ・サークル」で新型コロナウイルス対策のマスク着用を求められた男が怒って「雪玉」を従業員に投げつけ、最後にはれんがを持ち出して入り口ドアのガラスを割る騒動があったと報告した。
男は店外のテーブルの下に積もっていた雪をつかみ、店内に入ってマスク利用を求めた従業員に2度投げつけていたという。同店はツイッター上で、男は最後にれんがを使ってガラス製の入り口を破壊したと伝えた。
現場は同市のリンカーンパーク地区にある店で、マスクを装着せず店内に立っている容疑者の姿をとらえた監視カメラの映像も公表。従業員と口論する様子も確認された。
店外に再度出て雪玉をつくり、カウンターに近づいてこの従業員に向かって放ち、店外に出る場面も収められていた。
市警は、注文を試みたもののマスク利用を求められて怒った容疑者は車に乗っていったん店を離れたが、その後戻ってきて物体を投げてガラス製の正面ドアを破壊したと報告した。
市警はCNNの取材に、容疑者は拘束されていないとし、事件の経緯を調べていると述べた。
シカゴがあるイリノイ州のジェイ・ブリッカー知事は9日、州政府が定めていたマスク着用の義務化を今月28日に解除するとの方針を発表。ただ、感染者による入院率の減少を条件にしていた。