米国務省、ロシアとウクライナへの渡航中止勧告を更新 退避中の米国人拘束に言及

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ロシアに入国しようとした際に拘束された米バスケット選手のB・グライナー選手/Barry Gossage/NBAE/Getty Images

ロシアに入国しようとした際に拘束された米バスケット選手のB・グライナー選手/Barry Gossage/NBAE/Getty Images

(CNN) 米国務省は29日、国民に対してウクライナとロシアへの渡航を中止し、現地に残っている場合もただちに出国するよう改めて勧告した。

同省はこの中で、米国人が現地でロシア治安当局に目をつけられ、拘束される可能性を指摘。ウクライナから陸路退避しようとした米国人がロシア軍につかまる例が後を絶たないとして、注意を呼び掛けた。

ロシア軍のウクライナ侵攻が始まる直前には、ロシアに入国しようとした米女子プロバスケットボールのブリトニー・グライナー選手が拘束された。現在も解放されていないが、国務省報道官が先週CNNに語ったところによると、健康状態は良好で、米領事との面会を許可されているという。

米国のサリバン駐ロシア大使は今月21日、ロシア外務省に対し、国際法と良識に従って、拘束中の米国人全員に領事との面会を認めるよう要求した。

ウクライナで英語を教えていた米ミネソタ州出身のタイラー・ジェイコブさんは今月、出国しようとしてロシア軍に拘束され、10日後の25日になって解放された。

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