米小学校乱射、警察官は即座に教室突入せず 「誤った判断」と当局者

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校内図を指して銃撃犯の動きを報道陣に説明する州公衆安全局トップのS・マクロ―氏/Matthew Busch for CNN

校内図を指して銃撃犯の動きを報道陣に説明する州公衆安全局トップのS・マクロ―氏/Matthew Busch for CNN

(CNN) 米テキサス州ユバルディの小学校で児童19人と教員2人が射殺された銃乱射事件について、州当局者は27日、当時現場にいた警察官らが即座に教室へ突入しなかったことに言及し、「誤った判断」だったと批判した。

州公衆安全局トップを務めるスティーブン・マクロー氏は同日の記者会見で、24日の事件当日、現場の学校には警察官19人のグループがいたが、容疑者の立てこもる教室外の廊下に立ち、何の行動も起こさなかったと説明した。教室の鍵と戦術的装備が届くのを待っていたという。

「当時現場を指揮していた警察官は、相手の状況が銃撃犯から立てこもり犯に変化したと考えた」と、マクロー氏は述べた。

しかし実際には教室内の児童らが緊急連絡先の911に電話をかけ、助けを求めていた。

銃撃犯と対峙(たいじ)しないよう命じた当該の警察官について、マクロー氏は「後になって考えれば、当然正しい判断ではなかった」「誤った判断だった。それだけだ。言い訳はできない」と述べた。

教室に突入しないよう命令した警察官はこの後、同学区の警察署長と特定された。

当日は午前11時30分に最初の通報があってから、施錠された教室に戦術チームが突入して銃撃犯を殺害するまで、1時間20分かかっていた。

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