ウクライナ人難民2万3000人超に渡米許可 新制度下で
(CNN) バイデン米政権が米国への渡航を希望するウクライナ人難民のために手続きを簡素化した新制度の下で、2万3000人を超えるウクライナ人の渡米が許可された。国土安全保障省が明らかにした。
バイデン大統領は4月、一時的な米国滞在を希望するウクライナ人に経路を提供する新プログラム「Uniting for Ukraine(ウクライナ人のための団結)」を発表した。
このプログラムでは、米国への入国を希望するウクライナ人は、米国市民または個人の支援を受ける必要がある。定住支援団体や非営利団体の支援も認められる。
また、申請者は身元確認や生体認証など厳格なセキュリティー審査とチェックを受け、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種を含む予防接種とその他の公衆衛生上の要件を満たさなければならない。
国土安全保障省によると、5月31日時点で米市民権移民局には4万2000件超のウクライナ人支援の申請があった。5800人を超えるウクライナ人がこのプログラムによって米国に到着した。許可を受けてから、実際に航空券を購入し、渡米するまでしばし時間がかかる。
バイデン政権は、最大10万人のウクライナ人難民を受け入れることを約束している。