ナイトクラブで銃撃、17人死傷 車にはねられた犠牲者も 米テネシー州
(CNN) 米テネシー州チャタヌーガのナイトクラブで5日未明に銃撃事件があり、3人が銃弾を浴びたり現場から逃げる車にはねられたりして死亡、少なくとも14人が負傷した。
チャタヌーガ警察がCNNに語ったところによると、現地時間の午前2時45分ごろ、ナイトクラブでの発砲に関する通報があり、現場に到着した警官が複数の被害者を発見して応急手当てをした。
14人が銃で撃たれ、3人は現場から逃げようとする車にはねられた。死者3人のうち2人は銃撃により、残る1人は車にはねられたけがが原因で死亡していた。
警察は、複数の人物が複数種類の銃を使用したとみて調べている。警察はまだ容疑者を特定しておらず、現時点で逮捕者は出ていない。
銃撃の動機は不明だが、警察は「被害者のうち1人または複数が狙われた」とみている。
米国では、ニューヨーク州のスーパーマーケット、テキサス州の小学校、オクラホマ州の病院などで大勢の死傷者が出る銃撃事件が相次いでいた。
銃撃事件を記録しているガン・バイオレンス・アーカイブによると、米国内では3日以来、複数の死傷者が出る銃撃事件が12件発生している。
チャタヌーガのティム・ケリー市長は、市議会と連携して銃暴力に対応すると表明。自身も銃を所持して狩猟や射撃を趣味としている市長だが、責任ある銃の所有を支持すると述べ、「この愚かしさを食い止めるため、議会が自分たちの仕事をして常識的な規制を通過させる必要がある」と強調した。