幼い娘を誘拐後に射殺した父親、自身も自殺 米ジョージア州
(CNN) 米ジョージア州で12日、男が自分の幼い娘を母親のもとから誘拐して射殺し、自分も自殺した。警察が明らかにした。
捜査当局によると、自殺した男はダリアン・ベネット容疑者と判明。射殺されたのは娘のジャカリ・ベネットちゃんだった。この前日の11日夜、ベネット容疑者は同州コビントンの自宅にいたジャカリちゃんの母親を銃撃して殺害し、祖母を負傷させていた。
コビントン警察は11日午後11時半ごろ、撃たれた人がいるとの通報を受けて出動し、現場で11歳と12歳の子どもを発見した。
家の中に入ると女性1人が死亡していて、もう1人の年配の女性は何発もの銃弾を浴びて倒れていた。この女性はヘリコプターでアトランタの病院に搬送され、重体となっている。
その後、死亡したのはジャカリちゃんの母親、負傷したのは祖母だったことが分かった。
ベネット容疑者はジャカリちゃんの母親を銃撃すると、ジャカリちゃんを連れて現場を立ち去っていた。
捜査当局は行方不明の子どもを探すための警報「アンバーアラート」を出して情報の提供を呼びかけた。
12日朝になってリバーデール警察に、これから自殺するつもりだという男から電話が入った。
警察は電話の発信場所をたどって教会の駐車場に止めてあった車を特定。男の捜索を開始したところ、教会の中から銃声が聞こえ、教会の捜索でベネット容疑者とジャカリちゃんが死亡しているのが見つかった。2人とも銃で撃たれた痕があった。