ヘイトクライムの罪で女を訴追 女性4人に催涙スプレー、反アジアの暴言 米NY

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ヘイトクライム(憎悪犯罪)としての暴行罪などで訴追されたマデリン・バーカー被告/NYPD Hate Crimes

ヘイトクライム(憎悪犯罪)としての暴行罪などで訴追されたマデリン・バーカー被告/NYPD Hate Crimes

(CNN) 米ニューヨークで今月、複数の女性に対して反アジア系の暴言を浴びせ、催涙スプレーを噴射したとされる女が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)としての暴行罪などで訴追された。

マンハッタン地区検察がCNNに語ったところによると、訴追されたのはフロリダ州メリットアイランド在住のマデリン・バーカー被告(47)。18日夜に出廷し、保釈金の金額は2万ドル(約270万円)に決まった。次回出廷の期日は23日とされた。

バーカー被告はほかにも、嫌がらせやヘイトクライムとしての暴行未遂の罪に問われている。被害者の4人は全員がアジア系の女性で、女が催涙スプレーを使ったと証言しており、うち3人はスプレーを浴びていた。さらに、女から「自分の国に帰れ」などと言われたと訴えている。

事件についてはニューヨーク市警のヘイトクライム専従捜査班が捜査していた。

事件は今月11日、マンハッタン南西部のミートパッキングディストリクトと呼ばれる地区で発生。一部をビデオ映像がとらえていた。警察が公開した映像には、催涙スプレーと思われるものを振りかざす女が映っている。

女は口論の最中に、被害者の女性4人に対して催涙スプレーを使ったとされる。

警察によると、バーカー被告は現場を通りかかったアジア系の男性に対しても、汚い言葉を使って「自分が来た所に帰れ」などと言い放っていた。

バーカー被告は現場を撮影した映像の写真を捜査員に見せられ、写っているのが自分だったことを認めたとされる。

米国ではコロナ禍の中で、アジア系に対するヘイトクライムがここ数年で急増している。

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