米インディアナ州知事が台湾訪問 「経済発展」に主眼
(CNN) 米中西部インディアナ州のホルコム知事が21日、台湾を訪問した。台湾には今月、米政界からの訪問が相次いでいる。
ホルコム氏は同日、台湾に到着したことを明らかにし、台湾外交部(外務省)の徐佑典・北米局長からの温かい歓迎に感謝すると述べて、同氏との写真をツイートした。
訪問団にはインディアナ州商務長官らも参加している。
知事室によると、ホルコム氏らは米国で半導体産業を支援するCHIPS法が成立し、台湾の半導体設計大手、聯発科技(メディアテック)がインディアナ州に設計センターを開設すると発表したことを受け、「経済発展」を掲げて台湾と韓国を訪問する。
台湾総統府の報道官は、ホルコム氏が22日午前に蔡英文(ツァイインウェン)総統と会談し、経済、通商、技術、文化面での協力について話し合うと述べた。
米国の州知事としては2019年以来、インディアナ州知事としては17年ぶりの訪台になった。
米国からは今月初めにペロシ下院議長、14日には民主党のマーキー上院議員が率いる議員団が台湾を訪問し、台湾を領土の一部と見なす中国が強く反発していた。
ホルコム氏は韓国でも政府高官や財界指導者、学術関係者との会談を予定している。