航空ショーで古い軍用機が空中衝突、死傷者数は不明
(CNN) 米連邦航空局(FAA)によると、米テキサス州ダラスで12日午後1時20分ごろ、航空ショーで飛行していた古い軍用機同士が空中で衝突、墜落した。
ジョンソン市長は同日午後、死傷者の人数は確認されていないと述べた。
一方、旅客機パイロットの組合APAは、引退した元組合員のパイロット2人が死者の中に含まれていると発表した。
FAAによると、衝突したのはB17爆撃機とP63戦闘機。B17は1930~40年代、P63は40年代に製造され、飛行可能な状態で残っているのはそれぞれ9台と4台のみ。
第2次世界大戦中の軍用機の保存を目的とするダラスのNPO「コメモラティブ・エアフォース」のハンク・コーツ最高経営責任者(CEO)は12日の記者会見で、B17は4~5人乗り、P63は1人乗りで、事故機の搭乗人数も通常通りだったが、詳細は公表できないと述べた。
当時の飛行は「パレード」と呼ばれる形式で、アクロバット飛行ではなかったとも語った。
同氏によれば、事故についての調査は国家運輸安全委員会(NTSB)のチームが到着した時点でFAAから引き継がれる。
残骸は飛行場や幹線道路、ショッピングセンターなどに落下し、道路が一時閉鎖された。ジョンソン氏は12日、地上にいた観衆らのけがは報告されていないとツイートした。
航空ショーは13日まで開催される予定だったが、中止された。